「決算書偽造」のその後
以前、決算書を偽造して申込みをしてきた会社について
書いたことがあります。
この会社、結局、
2つの銀行から合わせて
数千万の無担保ローンを詐取
したようです。
最初は、A銀行を通じて申込がありました。
その時点で、決算書の偽造は分かっていました。
で、社長に電話して審査に必要な資料をお願いしていました。
そろそろ揃ったかと思って、1週間後にその会社に電話したら、
電話が不通になっていました。
結局、資料を出すと嘘がバレるので、
夜逃げしちゃったんですね。
そんな矢先、信じられないことに、
その会社からB銀行を通じて追加の申込がありました。
夜逃げしてしまった会社からの申込です。
(夜逃げする前に申込書を作って銀行に渡していたんでしょう)
驚いたのは、B銀行ではその会社にプロパー(銀行の独自貸し)で、
数千万円の無担保融資をしていたことです。
結局、B銀行もその会社と連絡がとれなくなりました。
この会社、半年くらい前から事務所を借りて、
仕事をしているように見せかけていたようです。
これは、用意周到に計画された犯罪です。
だから、銀行の担当者が事務所を訪問しても、
ウソを見破るのは難しかったと思います。