2005年版中小企業白書

2005年版の中小企業白書を読んでいます。


診断士の勉強をするまでは、白書なんて読んだことがなかったです。


でも、白書の内容って結構仕事に役立ちます。


お客さん(中小企業の社長)との雑談ネタにも使えます。


診断士の勉強をして白書の面白さに気付けたことは、


診断士の勉強して良かったことの1つだと思っています。



ちょうど今「商店街」について書かれているとこ(153ページくらい)を


読んでいます。


やはり、中心市街地に立地する商店街は苦戦しているところが


多いみたいですね。



前に仕事で、ある商店街に立地する化粧品店を訪問したことがあります。


その会社の社長さんは、商店街振興組合の理事も務めてらした方でした。


社長さんに、商店街活性化のための取り組みを聞いてみると、


「区役所の補助金制度を活用して、共通ポイントカードを


 導入しようとしたんだけど、うまく行ってないんだよ」


とのこと。理由を聞くと、  


「業績のいい店がポイントカードの導入が反対している」


からだそうです。そのお店の言い分は、


「ポイントカードが無くとも売上は確保できる。


 ポイント還元分だけ利益が下がるから、


 ウチにとっては損になる。」


だそうです。



「商店街の活性化」といっても、色々な関係者の利害が絡んでいて、


なかなか一筋縄ではいかないようです。


せっかくの区の補助制度も、全く役に立たなくなってしまいます。


こういうところにファシリテーター役・リーダー役として


診断士がいるといいのになぁ〜、と思います。