借換保証制度を使わない方が良い理由


先日の続きです。


「続きはまた今度」と書きつつ、


実のところは、何を書くか全く考えてませんでした。。。



で、今日は「借換保証制度を使わない方が良いケース」について


書いてみようと思います。



この制度を使うことによって、返済負担の軽減が可能になります。


反面、保証料負担が大きくなるというデメリットも存在します。


特に「安定化」を借り替えると、


保証料率は間違いなくアップしてしまいます。


「安定化」は0.5%。


「借換」は平均1.3%(財務内容によります)。



例えば、既に安定化をリスケ(条件変更)している先が、


安定化の残高2千万円を10年で借り替えると、


2千万円×1.3%×10年×0.55(割賦係数)


=143万円の保証料をお支払いいただくことになります。



であれば、リスケを続けた方が、


少なくとも保証料負担については有利になります。


保証料率は0.5%のままなので。



でも、借換をした方が、リスケが解消される(借入が正常化する)ので


追加融資を受けやすくなるんじゃないか、思う方もいらっしゃるかもしれませんね。



実際のところ、リスケをしていても月々ある程度の金額で返済をされていれば、


(基本的には残高を10年以内に完済できるかどうかが分かれ目)


追加融資の審査対象になります(あとは、業況次第ですけど)。



もちろん、金融機関の事情(債務者区分)等で借換をした方が良い


ケースもあると思います。


どうしても借換をされたい場合、


保証料を分割納付することもできますので、検討してみてください。



いずれにせよ、上手に施策を活用していただきたいですね。