「困ったちゃん」な支援施策


今日、とある金融機関の方から質問を受けました。


「融資先の社長が突然、『再生計画書』を持って来店したんですよ。

 
 社長が『この計画書は、中小企業支援センターの承認を得てるもの


 なので、計画書の通り元利据置の返済条件変更に応じて欲しい。』


 って言うんですけど・・・。」


確かに、中小企業支援センターで、中小企業の再生計画書作成の


アドバイスを支援する事業というのは行われています。


事業そのものは、意義のあるものだと思うんですね。



ただ今回のケースは、再生計画書の作成段階で、


金融機関などの利害関係者に相談がなかったようなんですね。



で、いきなり窓口に行って、


「計画書を作ったから元利を据え置いてくれ」


じゃあ、金融機関も困っちゃうと思うんですね。


一般的に金融機関は、元本据置ならまだしも、


元利据置ってまず認めないんですよ。



せっかく計画書を作っても、


なかなか実際の支援に結びつかないとこなんかは、


「経営革新計画」に通じるものがあるように感じます。



「再生」も「革新」も、計画を作る前に、


まず金融機関に相談しといたほうがいいと思うんですけどねぇ。。。