良いコンサル、悪いコンサル。


前にも書きましたが、うちの母親は現在、地元の病院に入院しています。


入院後に分かった話なんですが、この病院の院長先生は、


名医という評判が高い方なんだそうです。


実際、手術後も成功し、ウチの母親は順調に回復しているようです。



ただ困ったことに、この先生、手術の内容や病状について、


ほとんど何も説明してくれないんですね。


手術にあたっては手術内容が説明された書面に同意のサインをするんですが、


説明の文字が汚くって読めなかったりしました。。。



確かに、手術も成功したので名医なのかもしれませんけど、正直なところ、


自分が病気になったら、この病院にはあまり入院したくないな、と思います。


やっぱり、「説明がない」というのは不安ですから。




話は変わりますが、中小企業診断士もよく「中小企業のかかりつけ医」などと


例えられたりしますよね。


今回の母親の入院を通して感じたんですが、


どんなに素晴しい事業改善計画を作れても、


それだけじゃコンサルとしては不十分ですよね。


改善計画の内容を分かりやすい言葉でクライアントに説明して、


きちんと納得してもらうことが大事なんだと思います。


たとえ、実績が豊富で、評判も高いコンサルタントであっても、


「私の言うとおりにやれば、貴社の業績はきっと向上します。」


じゃ、ダメなんでしょうね。あと、難しい横文字を連発するのもダメでしょうね。


そういうのは、決して良いコンサルではないと思います


(もっとも、こんなコンサルタントは、とっくに淘汰されてるでしょうけど。)




僕も仕事で中小企業の社長さんとお話するときは、相手に納得してもらえるよう、


なるべく分かり易く話そうと思っています。


でも、思ったことを正確に伝えるというのは、結構難しかったりします。


僕の説明が下手だったがために、後になって、


「こないだと言ってることが違うじゃないか!!!」


と社長さんから怒られたことも何度かあります。

 

もっともっと、コミュニケーション能力を磨いていかないといけないですね。