損益分岐点分析アレルギー


損益分岐点分析って、いままでに5回くらい教わったことがあります。


診断士受験で2回、会社の研修で2回、簿記受験で1回。


その度に、


損益分岐点売上高=固定費÷限界利益


といった計算式や


固定費と変動費のグラフ


の説明を受けました。


でも、非常に理解しにくい。。。


特に、損益分岐点売上高とか安全余裕率を算出する式を覚えるのが苦痛でした。


さすがに今は損益分岐点分析を理解していますが、


恥ずかしいことに、勉強を始めた頃は損益分岐点分析アレルギー」でした。




今回、簿記1級対策でまたまた損益分岐点分析の講義を受けました。人生6度目。


今回は、グラフや数式の暗記ではなく、


実際にPLを書き出して損益分岐点売上高を算出する方法で教わりました。


とても分かりやすかったのでご紹介してみます。


イメージ的にはこんな感じ。



売上   ???円(@10円)


変動費  ???円(@8円)


限界利益 ???円(@2円)


固定費  100円


営業利益   0円



要するに損益分岐点売上高って、営業利益がゼロになる売上高なんですよね。


だから、営業利益から逆算していくと、


営業利益をゼロにするために必要な限界利益は100円。


100円の限界利益を稼ぐためには、


100円÷2円(1個当たりの限界利益)=50個


の商品を売ればよい。


損益分岐点売上高は


50個×10円=500円・・・(答)



→合格おめでとう(^_^)v。



という感じでしょうか。


計算に時間はかかりますけど、今まで受けた講義の中で最も分かりやすかったです。


とりあえず、損益分岐点分析を理解する取っ掛かりとしては


こんな覚え方をするのもいいかもしれませんね。



ちなみに損益分岐点売上高500円は


固定費100円÷限界利益率20% 


で計算しても求められますよね。


こっちの解き方の方が王道なんでしょうけど・・・。



これは余談ですが、僕は診断士受験直前にはこんな風に理解してました。


損益分岐点販売個数50個=固定費100円÷売上1個あたりの限界利益額2円


損益分岐点売上高500円=固定費100円÷売上1円あたりの限界利益額0.2円
                     (=限界利益率20%) 


こんな覚え方したら、かえって分かりにくくなると思いますけどね・・・(^_^;。