中国製品VS日本のモノづくり
ある中小メーカーの社長の話。
この会社で9,800円で販売していた機械(消費財)を、
中国で真似して作ったら一体いくらで販売できるでしょう?
まあ、モノにもよると思いますが、なんと
980円
だそうです。価格差10倍。
社長曰く「980円では材料を買うことすら出来ない」ハズなんですが・・・。
で、中国製品と戦っていくためにはどうするか?
「品質面の違いをアピールして、良品を求める顧客に売り込む」
という作戦もあるかもしれませんが、
価格差が2倍程度ならともかく、10倍もあると、ハッキリ言って戦いになりません。
とりあえず、
「新製品の開発を続けていくしかない」
というのが実際です。
ただ、せっかく新製品を開発しても、すぐ真似されてしまうそうです。
まさにイタチごっこ。
(日本人ブローカーが日本製品を中国に持ち出すことも多いそうです。)
知的財産権による保護という方法も考えられますが、
特許を取るには手間もカネもかかります。
さらに万が一特許を侵害されても、裁判なんてしてるヒマはこの会社にありません。
何とかならないものでしょうか・・・。