審査こぼれ話

今日はセーフティーネット保証の話です。


以前、さくらのこみちさんが書かれてましたが、


この制度は、時として


トラブルのもと


になることがあります(>_<)。



セーフティーネット保証の認定のなかには、


「5号認定」というものがあります。


「不況業種」に該当する中小企業者がこの認定をとると、


別枠扱いで融資を受けられるんですね。



その結果、



・・・社長、何で突然業種が変わったの???



という問題が起こってしまうんですよ。



いままで「カバンの卸売(不況業種ではない)」をしていた会社が、


なぜか、突然「靴の卸売業(不況業種)」で5号認定を取ってきたりします。



その場合、その会社の取扱商品を再度調べ直すことになります。


調査の結果、せっかく取っていただいた


認定書を「無効」にせざるを得ない


ケースも、当然出てきます。


そうなってくると、ほぼ例外なくトラブります。


社長さんに大激怒されてしまいます。



なので、私たち審査担当者は、申込書類に5号認定がついてるのを見た瞬間、



胃がシクシクと痛み出します。



もっとも、セーフティーネット保証がご利用いただけなくなった場合でも、


社長さんから今後の見通し等をお聞きして、


一般枠のなかで、極力弾力的に対応させていただくようにしてますけどね。