「議員の口利きで審査は覆るんでしょうか?」


「議員からの電話一本で、本当は融資できないお客さんに


 1,000万円くらい、ポンと融資できたりするんでしょ?」


診断士の勉強を始めて以来、初対面の方々とお話をする機会が


増えつつあります。そんな時に、上記のような質問をお受けすることがあります。




実際、仕事をしていると、現職大臣から落選した元議員まで、



「この会社よろしくねっ」



と電話をかけてくることがあります(電話は大体秘書からかかってきます)。


特に選挙前になると、その数は多くなるように思います。



で、議員に口利きを依頼した中小企業者に対して、


僕等はどう対応するかというと、



ポンっと1,000万円(^o^)



ではなく、



徹底したアラ探し(>_<)



で対応させていただくことになります。


決算内容の徹底チェックはモチロン、


その他、色々細々と洗い直すことになります。


(その辺の具体的手法は企業秘密なので・・・)



やはり、議員に依頼をする企業というのは、


①相当資金繰りが厳しい


②何か後ろ暗いことがある


という見方をせざるを得ないんですね。


好感度ガタ落ちです。しかも、記録に残ってしまいます。



なので、僕個人としては、



口利きを依頼するのは逆効果



だと思います。


前にも書きましたが、議員からの電話によって、



「審査」ではなく「捜査」



をさせていただくことになってしまいます。



社長さんが直接ウチの会社に来て、


業況・見通し・改善計画等をアツく説明していただいた方が、


よっぽど融資に繋がると思いますよ。