もえぞうの浅知恵、通用せず。
僕はよく、「考えが浅い」と人から言われます。
先日、ある卸売業A社の事業改善計画を作成しました。
得意先の大手小売業B店がSCM(サプライチェーンマネジメント)
を導入することになりました。
SCMの導入によって、A社はB店店頭での商品の売行きが
ほぼリアルタイムで把握できるようになります。
ここまでの話を聞いて、
こんなイメージが僕の頭の中に浮かびました。
売れ筋商品のリアルタイムな把握
↓
売れ筋商品の速やかな発注・商品供給
↓
販売機会を確実にゲット
↓
売上・利益の増加
やっぱりSCMって聞くと、
ついつい良いイメージが浮かんでしまいますよね。
このイメージをもとに、
僕はA社の収支計画を、かなり強気な数値で作ってみました。
テーマは、SCMで将来バラ色。
まるで、ITベンダーのセールストークみたいです。。。
この強気な事業計画を、ある診断士・税理士
(いずれも事業改善指導のベテラン)に見ていただきました。
「SCMを導入すると、
死に筋商品も一目で分かってしまいますよね。
死に筋の返品が増えるので、
利益率が悪化する可能性もあるんじゃないですか?」
「売れ筋が分かったとして、
本当にすぐ商品を追加で供給できるんですか?」
などなど、僕の浅知恵で作った強気な事業計画は、
見事なまでにボコボコにされてしまいました。
この間、およそ数分。
文字通りの、秒殺。。。
さすが、プロコン。。。。
顔を洗って出直します。。。。