架空在庫
今担当している会社は、決算書に多額の架空在庫(正確には仕掛工事)を計上しています。
過去、期末の在庫高の数字を操作することによって、利益の調整をしてきたんですね・・・。
この架空在庫が積もり積もって、ほぼ年商に匹敵するくらいの残高になってしまいました。。。
さて、どうしたものか・・・。
本来的には、在庫の廃棄損かなんかで、損失処理したいところです。
不良(架空)資産を貸借対照表から落とすことで、貸借対照表の透明性が高まりますから。
でも、果たして架空在庫の処理損失は、税務上の損金として認められるんでしょうか・・・?
しかもこの会社、架空在庫を損失処理すると、一気に債務超過に転落してしまいます。
そうすると、次回の建設業の許可更新が出来なくなる恐れが出てきます。
当然、許可が無ければ、事業は続けられなくなってしまいます。
う〜ん、悩ましい・・・。