「架空在庫」の顛末


先日、架空在庫を計上している企業の話を書きました。


架空在庫に関して、棚卸減耗損で一気に処理することも考えたんですが、


結局、期末の棚卸資産を毎年1,000万円ずつ余分に減らしていくことにしました。


(なお、上記の数字は実際の計画とは変えてあります。)


大体、毎年1,000万円くらいの利益は出せる計画なので。


この方法だと、10年かけてようやく架空在庫がなくなる計算になります。


この方法のメリットは、利益の範囲で在庫を償却していくので、赤字を回避できます。


デメリットは、当面の間、実態と乖離した決算が続くということでしょうか。


本当はもう一つ、ものすごく大きなリスクがあるんですけどね。。。


それは皆様のご想像にお任せします(ヒントは「ぜーむしょ」です)。