不人気な創業支援
僕の勤め先には、創業支援専門の部署が存在します。
この創業支援部署は出来て1年になります。
創設当初は、「創業支援部署に行きたい」という社員も多かったのですが、
最近はすっかり人気が無くなってしまっています。
先日、創業支援担当者と飲みにいった時に、創業支援の実態について聞いたのですが、
やはり、
創業者の夢物語を毎日聞かされるのは苦痛
ということが、背景にあるようです。
その人は、その日も飲食店の開業案件の調査に行ったそうです。
店舗は、雑居ビルの高層階。
創業計画の売上見込は、昼1.5回転、夜1.5回転。
雑居ビルの高層階で、夜1.5回転というのはどうなんでしょう?
やや見込みが甘いように思われます。
そのことを、創業者であるお客様に指摘すると、自信満々で、
「絶対、大丈夫!!!」
という答えが返ってきたそうです。
担当者が、
他の創業者の例からみても1.5回転というのは難しい
と説明すると、最後には逆ギレされてしまったそうです。
もちろん、その担当者の言い回しに問題があった可能性もあると思いますが、
やはり創業支援というのは、
高いバイタリティーが求められる仕事である
ことは間違いないと思われます。