中小企業の税金対策
僕が普段接する中小企業には、
ナゼか毎年、当期利益が10万円〜50万円くらいで安定している会社を
見かけることがあります。
利益を調節して、税金の支払額を抑えているのが明らかです。
今まで僕は、「税金対策」=「悪」と考えてきました。
「トウ(10)ゴウ(5)サン(3)」
と言われるように、
僕たちサラリーマンは100%源泉徴収されてしまうにも関わらず、
自営業者は所得の約半分しか申告していない、
と一般には考えられています。
・・・まったくもって、ケシカラン!!!!
と僕は今までは考えていました。
ところが、最近その考えが揺らいでいます。
まっとうに税務申告をして、多額の税金を支払うことによって、
会社の資金繰りが悪化⇒倒産
なんてことになったら、社長のみならず、従業員とその家族も路頭に迷います。
再生支援の対象になる会社は、本当にギリギリのところで
資金繰りを行っている会社も少なくありません。
(利益が出ていても、借入の返済負担が大きければ資金繰りは楽になりません)
「家族や従業員の生活を守るため」と言われてしまうと、
「税務申告は正しくやらないとダメですよ」とはなかなか言えません。
もちろん、税金対策に関する言い訳が詭弁に過ぎないということは
よく分かっているんですけど・・・。
一体、何が正しいんでしょうね・・・。