CF計算書の攻略 「超」入門編
簿記1級の勉強も、ようやく商業簿記が一通り終わりました。
商簿の最後の論点はキャッシュフロー計算書だったんですが、
面白い「技」を教わったのでご紹介します。
キャッシュフロー計算書(間接法)を作るときには、
①資産の増加=現金の減少
②資産の減少=現金の増加
③負債の増加=現金の増加
④負債の減少=現金の減少
⑤資本の増加=現金の増加
⑥資本の減少=現金の減少
などという項目を覚えさせられますよね。
診断士を受験するとき僕が通ってた学校では、
これらの項目を丸暗記させられました。
もちろん、色々と理屈の説明はあったのですが、
僕のスカスカな脳みそでは、イマイチ理解できませんでした。
特に「資産の増加=現金の減少」のあたりは「何でなの?」って感じでした。
今回教わった技は、
簡単な式を一つ覚えるだけで、上記の①〜⑥を使いこなせるようになるというものです。
まず、
現金+現金以外の資産=負債+資本
この式は、貸借対照表の貸方・借方を表してます。これは分かりますよね。
この式を展開すると、
現金=負債+資本−(現金以外の)資産
になります。
この式を覚えれば、負債が増えたら現金が増えるし、
資産が増えたら逆に現金が減る、ということが理解できますよね。
貸借対照表の勘定の増減と資金の増減が上手く結びつかない方は、
やや邪道かもしれませんが、こういった覚え方をしてみるのもいいかもしれませんね。
もっとも、TACとかマンパでは、既にこういう教え方をしてるのかもしれませんけど。。。